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うつ、うつ、うつと言われても……。

『結論はまた来週』

一体、私は何の「うつ」?
医学書などを読むとさらに深みにはまりそうなので、
とりあえず私は古語辞典で「うつ」の意味を調べた。
すると「うつ」とは、もともと「空(うつ)』だったらしい。
要するに、「空っぽ」という意味。
「鬱」という漢字でイメージされるような鬱蒼(うっそう)とした状態ではなく、
何もない状態のことなのである。
「うつし(写し、映し)」、そして「うつわ(器)」へと転じてゆく。
そして器の大きい人、小さい人という言い方があるように、

人は空っぽの「器」なのである。
世界中で茶室などの日本文化を紹介している
インテリアデザイナーの内田繁さんは、
「うつ」こそ理想だと言っている。
「器は何も入っていないがゆえに、何かによって満たされます。
すでに満たされているなら、新たにものを入れることはできません。」
器である私たちは自分の中身、つまり内面にこだわりすぎなのかもしれない。
「自分らしさ」などを盛り込もうとしすぎるから
自己中毒を起こしてしまうのではないだろうか。
「内面を磨く」「内面が大事」などとよく言われるが、
果たして内面などあるのだろうか。
ちなみに現実のことは「うつつ」という。
空っぽだからこそ、そこにリアルな何かが映し出されるのではないだろうか。
鬱々としてきたら、この古来の「うつ」に回帰したい。
私たちは、「世界でひとつだけの花」ではなく、「世界でひとつだけの花瓶」。
さあいろいろな花を生けてみようではありませんか。           
                                  高橋秀実

ええこと言うな〜と印象に残ったコラムでした。

「私最近うつなんだ…」と電話がかかってくることが度々ある。
がんばれ!とは言いたくない。

愛おしい友たちに捧げたい言葉です。!

 

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